【JASSO奨学金13】予約採用審査結果を解説！② - JAM 日本アニメ・マンガ専門学校

こんにちは！ＪＡＭ入学相談室のママ中原です 😮

さて、『日本学生支援機構奨学金　採用候補者決定通知』を読み解くシリーズ、
第2回は『保証制度』について解説しまーす。
決定通知のココね↓

貸与型第一種、第二種奨学金を利用する方は、予約申し込みの際に
「保証制度」を選択しています。
貸与型は「借りる」もの。もちろん借りたおカネは自分が返すのだけれど
もし、自分に何かあって返せなくなったら？という場合を想定して
借りるときに「万一の場合自分の代わりに返してくれる人＝保証人」を決めておくのですよ。
その決めかたが、日本学生支援機構奨学金の場合は
「人的保証」と「機関保証」の２種類から選べる、ということなんです。

「人的保証」は、ホントに誰か「人」を自分の代わりをする人として指定します。
それも、日本学生支援機構奨学金の場合は２人！
「連帯保証人」と「保証人」です。
もし自分が返せなかったら「連帯保証人」が返す、
連帯保証人も返せなくなったら「保証人」が返す、という順番ですね。

連帯保証人、保証人にはそれぞれ条件があります。
連帯保証人は「父母どちらか」、
保証人は「４親等以内・別生計・成人していて65才未満」の人。
この条件に当てはまらなければ、保証人になってもらうことはできません。
例えば、
連帯保証人をお父さん、保証人をお母さん、というのは、お父さんとお母さんが別生計じゃないからダメ。
保証人を祖父母にしたい場合は、祖父母が65才未満じゃないとダメ。
隣の家のおじさんは、４親等以内じゃないからダメ。
ほっほう、こいつはなかなか簡単じゃなさそうだ…。
※わかりやすいご説明のため、原則の場合のご紹介をしています。より細かい条件や例外事項などもありますので、詳しくは「採用候補者のしおり」をご参照、またはＪＡＭ入学相談室までお問い合わせください。

「機関保証」は、親や親戚に代わり、『公益財団法人　日本国際教育支援協会』という機関があなたの保証人になってくれます。
もしあなたが奨学金を返せなくなったら、この機関があなたの代わりに返還をいったん　立　て　替　え　て　くれます。
その後、あなたが立て替えてもらった分をこの機関に払う、という仕組み。
くっ、代わりに返してくれるんじゃないのか、立て替えるだけか…！
※わかりやすいご説明のため、「立て替える」という表現を使っておりますが、正確には「代位弁済」という法的に重大な手続きとなります。詳しくは日本学生支援機構のサイトをご参照、または「やっちゃったら大変なことになるすっげーヤバイやつ」とご認識ください。

そして、親戚に頼んだりなどの手間をかけなくていい分、　おカネがかかります。
お　カ　ネ　が　か　か　り　ま　す。
「機関保証料」というもので、金額は貸与月額のだいたい５％くらい。毎月支払います。
毎月毎月、奨学金の振込を受けて、機関保証料を払って、とやっていると手間がかかるので
もともとの貸与月額から機関保証料が差し引かれ、残った金額だけが振り込まれてきます。
たまに勘違いされて、毎月高い利息が差し引かれてる！って慌てる方がいらっしゃるんだけど違うんだ、引かれてるのは機関保証料。

この保証制度について、皆さんが予約申込時に選択したものが、今、この採用候補者決定通知に印字されているわけですが…
「よくわかってなかった、なんとなく選んじゃった」
「おじさんに頼むつもりだったけど、事情が変わって頼めないかも…」
なんて方も、もちろんいらっしゃいますよね？
大丈夫！
保証制度は進学後に選び直すことができます！
第1回でお伝えしましたが貸与月額も選び直しできます。
だいたい、何とかなるもんだ…！

『採用候補者決定通知』は、この通りの奨学金を利用しなければならない、という通知ではなく、
奨学金について改めて考えるためのきっかけ、と思ってください。
入学までの時間を使って、おうちの方とよく相談しながら
本当に自分に必要な奨学金について考えていきましょう！

次回は選び直しの大チャンス、「進学届」とそのほか入学後の手続きについてご紹介します。
お楽しみに！