デジタルイラスト科実績紹介
こんにちは。デジタルイラスト科です。お久しぶりの投稿ですが、今回は今年のこれまでの実績をまとめて紹介をしようと思います!👏 ・・・
│絵仕事受注・コンペ実績
お疲れ様です。
アニメーター科 フクザワです。
本日はアニメの仕事でも
縁の下の力持ち!
「制作進行」の授業についてご紹介いたします。
本日の授業は「拡大作画縮小貼込」の素材作りです。
現在4k、8kなんでテレビは進化していますが、
アニメ現場では解像度144とかで作業しているんです!!(ビックリだよね)
そのため、
作画段階で細かく描かれたキャラクターは
50インチのテレビなんかで見ると
キャラクターというか、
なんかボヤーっとした
線の塊みたいに映ってしまいます。
それを回避するために生み出されたのが、
拡大作画縮小貼込です。
まず、
L/O演出チェックの段階で、
演出さんが細かいセルの拡大率を指定してくれます。
一度制作進行の方で受け取り、
素材を拡大して
作画監督さんへ修正入れをお願いします。
そうすることで、
キャラクターを大きなサイズで描くことができ
描きこみもしっかり行えます。
その後、
撮影段階で元のサイズに縮小し貼込む。
そのため、「拡大作画縮小貼込」と呼ばれています。
文字で書くとあっさりしたもんですが、
これがなかなかの精度を要求される作業なんです。
まず、
拡大方法は各社特徴がありますが
今回はコピー機を使用した例でご紹介します。
初めに、
演出さんの拡大率に合わせて、
コピー機で拡大を行います。
この際、
事前に制作進行の方で
位置合わせ用の「トンボ」
を切ることが大切です。
150%拡大くらいなら、
A3サイズで拡大はできてしまうのですが、
A3サイズで作画をするというのは、
作画さんにとってはかなりの負担です。。。
そのため、
通常のA4サイズに収まるよう
部分的に拡大することがあります。
そのために、「トンボ」が必要となります。
この「トンボ」作業
雑に描いてしまうと
最終的に大幅にズレてしまいます。
最初は0.5ミリのズレも
200%拡大されれば、1ミリです。
その1ミリも大型テレビで見るとさらに大きなズレとして
画面に映ってしまいます。
そのため、この段階での精密さは大切です。
他にも、
コピーする際の位置調整
タップを貼る際の正確さも要求されます。
この作業、
コピー機と人の手で行う以上
必ずズレが発生してしまいます。
そのズレを最小限で抑えるのが、
この時点での制作進行の大きな仕事といえます。
とはいえ、
これが仕事のすべてではないので、
正確に、でも最速処理が求められます。
実際に絵を描く仕事ではないですが、
クオリティのベースアップをするのも
制作進行の手腕といえますね!