【アニメーター科ロングインタビュー】自分に合った道を進めば、結果は自然と出る。

【アニメ会社に撮影職で採用内定！！阿部涼哉さん】

-本日はよろしくお願いします。
それでは、阿部さんが影響を受けた作品を教えてください。

阿部　はい。アニメってこういう風に作っているんだなぁ、と思って
業界を目指すきっかけになった「SHIROBAKO」です。

-今、現在の目標は何ですか？

阿部　10月から早期出社することが決まっているので、他の人より
先にレベルアップしたいと思っています。

-高校時代は、どんな学生でしたか？

阿部　クラスに友達はいなかったです（笑）
1人でずっとアニメを観ていました。

-（笑）何か思い出はありますか？

阿部　親に部活に入れと言われていたので、
「ボランティア部」に入りました。
でも、2～3カ月で辞めちゃいました。

-親御さんには何か言われませんでしたか？

阿部　代わりにアルバイトをするからと説得しました。

-高校時代将来の夢はありましたか？

阿部　アニメ業界を目指すまでは何もありませんでした。
就職か進学かすら考えていませんでしたね。

-専門学校に入学してからはどうですか？

阿部　最初はアニメーターを目指していました。

-撮影ではなく、アニメーターですか？

阿部　はい。
しかし、クラスメイトとの画力差に愕然としました。
早い人は小学校、中学校から絵を描いており入学段階で
ある程度差が出てしまいます。
自分もその差を埋めるため、一生懸命絵を描いているんですが
自分が上手くなれば、当然同じだけ周りも上手くなるので
なかなか埋まらない差に悩む時期が多かったです。

▲入学後、阿部さんの最初の作品

-撮影を目指したのはその頃ですか？

阿部　色々模索していて、仕上げをやっている時期もありました。
そんな時先生に撮影の仕事を紹介されて、やってみようと。

-やってみてどうでしたか？

阿部　すごく面白かったんです！
アニメの工程に関わるのも楽しいですが、
映像としての最終ルックに関わることが
とても楽しく思えました。

-作業のこだわりはありますか？

阿部　う～ん。なんでしょう（笑）
クラスのグループ制作では光の方向はとても意識しました。
光源があいまいでカット毎に変わってしまうと映像が気持ち悪く
なってしまうので。
でも完璧に出来るかと言われると、まだまだ難しいですね。
頑張ります！

▲1年次修業制作で阿部さんが撮影を担当した作品

-撮影マンとして将来の目標は？

阿部　今まで観てきたアニメで、撮影凄いなぁと思う作品がたくさんあるので
そういった作品に関われるよう頑張りたいと思います。

-最後に高校生の皆さんへメッセージお願いします。

阿部　私はアニメ業界ついて何も知らずこの学校に入学しました。
それから業界についてのノウハウや技術を学び、
今では作ろうと思えば1人でアニメを作ることも出来ます。
そして先日撮影職として内定を頂くことが出来ました。
それもこれも親身になって教えて下さった先生方のおかげです。
私は学校生活の中で撮影を目指すことを決めましたが、
アニメ業界には様々な職種があります。
描く仕事（「かくしごと」面白かったね）や塗る仕事、
スケジュール管理をする職種など様々な職種があるので
自分に合う職種を見つけられると思います。
他の学校もありますが、
私は色々見学してみて
結果、この学校に決めて良かったと思っています！