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Columnコラム

マンガ家になるには?必要な資質や近道を徹底解説!

マンガ家とは?

マンガ家とは?

マンガ家とは、自分が考えたストーリーをマンガで表現する仕事です。描いたマンガにより、人々に感動や笑い、愛といったものを伝えることができます。

マンガを掲載するメディアはマンガ雑誌が代表的ですが、そのほかに学習関連の出版物や公的な印刷物、広告、Webサイトなどもあります。出版物などは、わかりにくいテーマを説明するためにマンガが用いられるケースが多いです。昔にくらべてマンガを掲載するメディアは増加していることもあり、活躍の場は広がりを見せています。

また日本のマンガは、世界中から注目を集めており、アニメとともに日本文化のひとつとなっています。そのため、マンガ家は注目される存在なのです。

マンガ家の仕事内容

マンガを制作するには、いくつかの手順があります。ここではマンガ家の仕事内容を、順を追って解説していきましょう。

プロット

まずはプロットを作ります。マンガ制作におけるプロットとは、ストーリーのおおまかなあらすじ、世界観の設定、キャラクター設定などです。これらのストーリーの構成を行います。

ネーム(絵コンテ)作成

プロットができたら、ネーム(絵コンテ)を作成します。ネームとはマンガを描く際の設計図のようなもので、コマ割り、コマごとの構図、セリフ、キャラクターの配置などを大まかに描いたものを指します。この段階が一番重要な作業です。

ネームができたら一度編集者と打ち合わせをします。チェックやアドバイス、修正指示などを受け、ストーリーをよりよいものにブラッシュアップしていきます。

下描き

編集者からネームにOKが出たら、下描きをしていきます。
ネームに沿って原稿用紙に鉛筆で描いていきます。筆圧が強いと印刷に影響してしまうため、HB〜2B程度の鉛筆を使い、なるべく薄く、細かく描きすぎないことが肝心です。

ペン入れ

下描きが描けたら、いよいよペン入れをしていきます。下描きの鉛筆線をガイドにして、数種類のペン(Gペン、丸ペン、筆ペンなど)とインクを用途に合わせて使い分けながら描いていきます。ペン入れをする順番は、コマ枠→吹き出し→擬音→キャラクター→背景の順番です。
ペン入れの作業は、キャラクター以外をアシスタントが担当することもあります。
ペン入れが終わったら、下描きで入れた鉛筆線を消しゴムで消します。

仕上げ

ペン入れが終わったら、仕上げに入ります。仕上げでは、ベタ塗り、トーン処理、ホワイト修正などを行います。
ペン入れや仕上げ作業は、アナログで行うこともありますが、現在ではパソコンで行うマンガ家が多いです。

マンガ家の収入事情

マンガ家になるとどのくらいの収入が見込めるのでしょうか。ここではマンガ家の収入事情を見ていきましょう。

収入源①原稿料

マンガ家のおもな収入源は原稿料です。原稿料は、描いたマンガが雑誌などのメディアに掲載されることで発生します。
原稿料はマンガ原稿を依頼した出版社や企業、キャリアによって異なります。マンガ雑誌に掲載される場合は、1ページ換算で原稿料が支払われます。相場は、1ページ1〜3万円程度です。
仮に1回の連載のページ数が16ページ、原稿料3万円で契約しているとしましょう。そうすると、3万円×16ページ=48万円になります。
連載誌には週刊、月刊、季刊などがあり、週刊なら年間50号程度刊行されるので、多くの原稿料が受け取れます。

収入源②単行本の印税

連載マンガなどをまとめた単行本を出版すると、印税を受け取ることができます。印税は、キャリアや出版社によって割合が異なりますが、だいたい単行本の定価の8〜12%です。

たとえば単行本1冊の定価が480円、印税10%の契約で 1万部発行された場合だと、480×10%×1万部=48万円の印税が受け取れます。

収入源③ロイヤリティ(原作使用料)

原稿料や印税のほかに、ロイヤリティ(原作使用料)もマンガ家の収入源です。
自身の描いたマンガが、アニメやドラマ、映画、ゲームなどの原作として使われた場合には、ロイヤリティが発生します。またキャラクターがグッズ化されれば、ロイヤリティが発生します。それも、大きな収入源となります。

マンガ家に求められる資質

マンガ家になるには、どんな資質やスキルがあるとよいのか、求められる一般的な資質について解説していきましょう。

マンガ家に求められる資質

資質①画力

マンガ家は、単純に絵を描くのがうまければなれるわけではありません。
ストーリーに合った絵が描けること、キャラクターの感情を絵で表現できること、唯一無二の魅力的な絵が描けることなどが重要となります。こうした画力がマンガ家には求められます。

資質②体力・精神力・忍耐力

マンガを描くことは、自分との戦いです。マンガを描き上げるには、ストーリーを考え、ネームを作り、絵を描くといったことを繰り返します。ネームが編集者に通らなければ、ネームが通るまで何度も描き直すこともあります。そのため、マンガ家になるには精神力や忍耐力が必要です。

また、マンガ原稿を引き受けたからには締め切りが存在します。締め切りを守ることは絶対です。期日までにマンガを描き上げるには、体力や集中力も必要となります。

資質③想像力・発想力

マンガは画力も必要ですが、ストーリーも同じくらい重要な要素です。魅力的で読者を没頭させるストーリーを作るには、豊かな想像力や読者の想像を超える発想力が不可欠といえるでしょう。

資質④コミュニケーション能力

マンガ家に求められる資質には、コミュニケーション能力もあります。
マンガはひとりで作り上げるものゆえ、コミュニケーション能力など必要ないと思われがちです。しかしマンガ家をサポートしてくれる担当編集者や、アシスタントとのやりとりには、コミュニケーション能力が必要となります。うまくコミュニケーションを取ることで、よりよいマンガ作品が作れるのです。

マンガ家になる方法

それでは、実際にマンガ家になるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法をご紹介します。

方法①新人賞に応募する

マンガ家になる方法で王道なのが、マンガ雑誌が公募している新人賞に応募することです。
新人賞には「別フレ新人まんが大賞」「週刊少年マガジン新人漫画賞」(ともに講談社)、「JUMP新世界漫画賞」「りぼん新人まんがグランプリ」(ともに集英社)、「小学館 新人コミック大賞(児童部門、少年部門、少女・女性部門、青年部門)」(小学館)などがあります。いずれの賞も現役のマンガ家や編集者に、作品を見てもらえるのがメリットです。また郵送やWebで応募できるため、地方に住んでいても問題ありません。

応募するときには、マンガを応募する雑誌の特徴、作風、読者層を分析することが大切です。それらの分析により、応募する雑誌を選ぶとよいでしょう。また、応募する原稿にはきまりがあります。たとえば原稿用紙のサイズ、デジタル原稿であれば解像度などです。そのきまりを守らなければ、審査の対象外となってしまうので気をつけましょう。

新人賞を受賞すると賞金や賞品がもらえるほか、作品が雑誌に掲載される場合もあり、デビューのきっかけとなります。ただし、ひとつの作品を複数の賞に応募することはできません。また、応募者全員にマンガ家や編集者からアドバイスをもらえるわけではないので注意してください。

方法②出版社に持ち込む

出版社にマンガを持ち込むことも、マンガ家デビューの方法のひとつです。具体的には、出版社に直接足を運び、編集者に原稿を見てもらいます。また、最近ではWebから持ち込みができる出版社も増えています。Webでの持ち込みであっても、編集者が必ず目を通して返信をもらえます。

持ち込みのメリットは、編集者からアドバイスを直にもらえることです。編集者からのアドバイスには辛辣なものもありますが、持ち込みを続けることで自分の持ち味や弱点などが把握できるようになり、よりよい作品制作に役立ちます。

直接出版社に持ち込みする場合には、事前にアポイントを取る必要があります。持ち込みの詳細は各出版社のホームページに掲載してありますから、必ずチェックしておきましょう。

方法③SNSやマンガ投稿サイトなどで作品を発表する

新人賞への応募や出版社への持ち込みは、マンガ家になる方法の王道です。また昨今増えているのが作品をSNSやマンガ投稿サイトなどで発表し、編集者の目に止まってマンガ家デビューすることです。

作品の発表の場は、Web上ならpixivやTwitter、InstagramなどのSNSやcomico、集英社の「少年ジャンプルーキー」といったマンガ投稿サイトなどがあります。また、コミック販売イベントで作品を発表するのもひとつの手です。

Webなどを使って作品を発表することで、マンガ雑誌の編集者に限らず、多くの人の目に留まるのがメリットです。話題になって口コミが広がれば、出版社や編集者の耳に届くこともあるようです。

方法④専門学校で知識やスキルを磨く

マンガを描く基本的な知識やスキルを学ぶ場に、マンガ専門学校があります。マンガ家は独学でもなることができますが、マンガ専門学校に通えば、プロのマンガ家や編集者が直接マンガの基本を指導・アドバイスしてくれます。技術の習得が早く、短期間で成長できるのが最大のメリットです。

またマンガ専門学校のなかには、各メディアやマンガ雑誌の編集部とつながりがあるケースもあります。評価の高い作品を描けば、在学中に担当編集者がつくこともあり、マンガ家デビューに一歩近づけます。

マンガ家になるなら日本アニメ・マンガ専門学校へ

日本アニメ・マンガ専門学校は、マンガを学べる2つの学科があります。「マンガクリエイト科」では、マンガの書き方の基礎から技術、自分の個性、自分の進路にあった原稿作り、総合的な「漫画力」を身につけられます。「マンガ・イラスト・キャラクター科」であれば、1年次に絵に関する全ての基礎、マンガ業界などの業界研究を徹底的に学びます。2年次からは希望する専門分野(マンガ・イラスト・キャラクターデザイン)のコースを選択し2年間で集中して学べます。

開校以来22年連続でプロのマンガ家を133名輩出している実績があり、業界と連携しているのも特徴です。
マンガ家を目指すなら、日本アニメ・マンガ専門学校で学んでみませんか。

業界で活躍できるマンガ家を目指そう!

最近ではマンガのジャンルも増えていて、マンガ家の仕事も広がっています。マンガ家は、需要がある職業でもあります。マンガ家になるにはさまざまな方法がありますが、専門学校ならマンガ家としてデビューするための力を着実につけることができます。マンガ家になるために、専門学校という選択肢も入れてみてはいかがでしょうか。

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