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Columnコラム

イラストレーターになるには?必要なスキルやなる方法を徹底解説!

イラストレーターとは?

イラストレーターとは?

イラストレーターは、企業や個人などのクライアントから依頼を受け、要望にそったイラストを描く仕事です。活躍の場には、雑誌や書籍といった出版物や、ポスターや広告、テレビ、Web媒体などがあります。イラストレーターのなかには、個展でイラストを公開する人もいます。

一般的にイラストレーターは、制作会社やプロダクションに所属し、会社員として仕事をすることが多いです。また会社員として実績や経験といったキャリアを積み、フリーランスになる人もいます。

イラストレーターの仕事内容

イラストレーターのおもな仕事内容は、クライアントに依頼された内容のイラストを描くことです。制作物としては出版物やWebサイトの挿絵や、ポスターや商品パッケージなどの広告イラストなどがあります。また専門的な分野のイラストレーターもいます。医療関係に特化した「メディカルイラストレーター」や、工業製品のマニュアルに掲載する図を描く「テクニカルイラストレーター」などがその例です。

イラストレーターの仕事の流れ

クライアントとの打ち合わせからデータ納品までの、具体的な仕事の流れを見ていきましょう。

流れ①クライアントと打ち合わせ

クライアントから依頼を受けたら、まずは打ち合わせです。打ち合わせでは、イラストイメージや訴求するターゲットをヒアリングし明確にします。イラストの方向性のすり合わせも行い、最終的に納品するイラストとクライアントの考えがズレないようにしておくのがポイントです。

流れ②イラストラフを描く

打ち合わせですり合わせした方向性をもとに、構図、配置、描き入れるべき人物や物などのイラストラフ(下描き)を描きます。下描きができたら、一度クライアントにチェックをしてもらい、修正箇所などがあれば修正します。

流れ③イラストの清書・色付け

イラストラフにOKが出たら、清書・色付けを行います。具体的にはイラストラフをもとに線を入れ、着色していく工程です。

イラストが完成したら、再度クライアントにチェックをしてもらいます。ここでも、修正箇所などがあれば修正します。

流れ④イラストデータの納品

クライアントからOKが出たら、イラストデータを納品します。昨今ではデジタルイラストが多く、その場合は納品はデータを送信するだけで完了です。

イラストレーターの収入事情

会社員として働くイラストレーターの収入は「令和3年賃金構造基本統計調査」によると平均486.9万円となっています。一方フリーランスの場合は、数百万〜1千万円と幅広いです。その理由は、実績や経験、作品の評価、どの媒体のイラストを描くかによって変わるためです。
これらからわかるとおり、実務経験を積み幅広い仕事ができるように実力をつけてフリーランスになれば、収入アップが見込めます。

イラストレーターに求められるスキル

イラストレーターは、絵がうまいだけではなることができません。次のようなスキルが求められるので磨いておきましょう。

スキル①コミュニケーション能力

イラストレーターには、コミュニケーション能力が必須といえます。イラストレータの仕事は、クライアントをはじめデザイナーやディレクター、コピーライターなどとやりとりをする機会が多いためです。これはフリーランスでも、会社員のイラストレーターでも同様です。

高いコミュニケーション能力を身に着けておけば、人脈を増やすことも容易にできます。フリーランスになったときに人脈が多ければ、仕事の依頼も増えるはずです。

コミュニケーション能力

理解力のある人

イラストレーターは依頼内容に基づいてイラストを作成するため、依頼内容を理解していないと仕事が成立しません。よってイラストレーターには理解力も不可欠です。

依頼されたイラストの意図を汲み取り、イラストを見る人がわかりやすいように描くことが重要です。またタッチを変えるなど、クライアントの要望に柔軟に応える能力もあるとよいでしょう。

オリジナリティを追求できる

イラストレーター人口は、年々増加傾向にあります。そのため、競争率が激しい職業といえます。ほかのイラストレーターと差別化するには、パッと見て誰が描いたイラストだとわかるような「オリジナリティ」が求められます。オリジナリティを追求しイラストを描き続ければ、人気のイラストレーターとして活躍できるでしょう。

イラストレーターに求められる資格

イラストレーターは資格がなくてもなることができます。しかし資格をもっていればスキルを証明することができますし、技術や知識を学べる機会にもなります。イラストレーターに関連し、仕事に役立つ資格をここで紹介していきましょう。

Illustrator®クリエイター能力認定試験

イラストレーターの仕事は、ほとんどの場合がグラフィックソフトを使います。その代表的なソフトがAdobeのIllustrator®です。ソフトウェア活用能力認定委員会(株式会社サーティファイ)が主催する「Illustrator®クリエイター能力認定試験」では、このIllustrator®の専門技術を認定します。「スタンダード」と「エキスパート」の2級種があり、レベルに応じた試験を受験可能です。

具体的な試験内容は、問題の指示に従い新規ドキュメントから1つのグラフィックコンテンツを作り上げる実践的なものです。限られた時間内にコンテンツを制作する「操作スキル」、与えられた指示を正確に読み取り形にする「問題解決力」などをチェックされます。

Photoshop®クリエイター能力認定試験

「Photoshop®クリエイター能力認定試験」も、ソフトウェア活用能力認定委員会(株式会社サーティファイ)が主催する試験です。AdobeのPhotoshop®に関する技術を認定します。こちらの試験も「エキスパート」と「スタンダード」の2種が用意されています。

試験内容は「Illustrator®クリエイター能力認定試験」同様、問題の指示に従い新規ドキュメントから1つのグラフィックコンテンツを作り上げる実践的なものとなっています。

アドビ認定プロフェッショナル

「アドビ認定プロフェッショナル」は、Adobe(アドビ)製品を使いこなすスキルをAdobe株式会社が証明する国際認定資格です。試験の対象となるアプリケーションは、Adobeの主要製品であるPhotoshop®、Illustrator®、PremierePro®の3種類。バージョンごとに試験が用意されています。試験問題は、知識を問う「選択問題」と、実際にアプリケーションを操作する「操作問題」に分かれて出題されます。

ブラウザ上から受験でき、試験を終えると合否が確認できるのが特徴です。

CGクリエイター検定

「CGクリエイター検定」は、CG-ARTS(公益社団法人画像情報教育振興協会)が主催するCG映像制作に関する資格です。デザインや2次元CGの基礎から、構図やカメラワークなどの映像制作の基本、 モデリングやアニメーションなどの3次元CG制作の手法やワークフローまで、 さまざまな知識が問われます。なお資格には「ベーシック」と「スタンダード」があり、レベルに応じた試験を受験可能です。
この資格は、CGイラストを描く人におすすめといえます。

色彩検定®

「色彩検定®」は、公益社団法人の色彩検定協会が主催・認定する資格です。色に関する幅広い知識や技能が問われます。色彩検定®には1級〜3級、UC(色のユニバーサルデザイン)級まであり、それぞれの階級で求められるスキルが変わるのが特徴です。

2級、3級、UC級はマークシート形式で出題されます。1級はマークシート形式に加え、記述式(一部実技)があります。いずれの階級も、70%前後の正答率で合格ラインです。

カラーコーディネーター検定試験®

東京商工会議所が認定する色彩に関する資格が「カラーコーディネーター検定試験®」です。「アドバンスクラス」と「スタンダードクラス」があり、幅広い分野の色の活用法や、仕事に役立つ実践的な色彩の知識を身につけられます。

イラストレーターになる方法

イラストレーターになる方法には、次の4つの方法があります。それぞれの方法を解説していきましょう。

専門学校

イラストレーターになる方法のひとつが、専門学校に通うことです。今や、イラストレーターになるための学科やコースが設置されている専門学校はたくさんあります。こうした専門学校のイラスト科などでは、イラストを描くために必要なグラフィック系ソフトの基本的なスキルや、美術やデザインに関する知識を身につけることができます。

専門学校に通う最大のメリットには、美術系大学に入るのと比べて短時間で知識やスキルを習得でき、なおかつ学費も抑えられることです。また専門学校によっては、就職を斡旋してくれる学校もたくさんあります。そのため仕事がみつけやすかったり、在学中からイラストの仕事をスタートしたりできるメリットがあります。

美術系大学・短大

専門学校同様、美術系の大学や短大でも、美術やデザインの知識やグラフィック系ソフトの基本的なスキルを学ぶことができます。

美術系大学・短大では、デッサンなどの描画力やビジュアルコミュニケーション、デザインの歴史といった幅広い知識を身につけることができるのがメリットです。ただし専門学校に比べると通う年数が長く、学費が高いのがデメリットといえます。

とはいえ学生の時からイラストの仕事をスタートし、卒業後はそのままフリーランスのイラストレーターになるケースもあります。また卒業後にデザイナーとして企業に就職し、実務経験や人脈などを広げて、イラストレーターに転身する方法もあります。

通信教育

仕事、家事、学業などで時間がない人におすすめなのが通信教育です。通信教育では専門家の指導によって、イラストレーターになるための知識や技術を自宅にいながら学習できます。豊富な教材とテキストを使いつつ、自分のペースで学習できるため継続しやすいのがメリットです。また、通信教育で学んだことをすぐに実行できるのもよい点です。そのほかコスト面も比較的抑えやすいこともあり、最もコストパフォーマンスのいいルートといえます。

ただし自分が描いたイラストへのフィードバックを受ける機会が少なかったり、疑問点や不明点をすぐに尋ねることができず、解消できないままになってしまうなどのデメリットもあります。

独学

専門学校や美術系大学などに通わなくても、イラストレーターになることは可能です。
身につけるべきスキルはAdobe社の画像加工ソフト「Photoshop」、イラストソフト「Illustrator」の基本的な使い方と、デッサンのスキルです。これらのスキルを身に着け、SNSやブログなどを活用して自身のイラストを発表すれば、仕事につながるケースもあります。
ただし独学でイラストレーターになるには、相当な努力と根気が必要となることを覚悟しておきましょう。

イラストレーターになるなら日本アニメ・マンガ専門学校へ

日本アニメ・マンガ専門学校には、イラストを学べる3つの学科があります。
「コミックイラスト科」では基礎画力をつけ、表現の幅を広げられるカリキュラムに加え、希望するイラストレーターとしての道(フリーランスや企業就職など)を提案し、個別指導しているのが特徴です。また企業や自治体からの仕事依頼やインターンシップで、在学中から絵仕事を経験し、実績を積むことができます。さらに季刊エス・スモールエスの編集部など、出版社編集部が直接作品を添削&スカウト、デビューのチャンスが多数あるのもポイントです。

「マンガ・イラスト・キャラクター科」では、絵に関する基礎を徹底的に学べる学科です。デッサンや色彩に関する知識を学びながら「基礎画力」「表現の幅」「画材知識」を学んで鍛え、思い描くイメージを「絵」に反映する力を養います。1年次には、マンガ・イラスト・ゲーム業界を研究し、それぞれの仕事内容を把握します。それをもとに、将来の分野選択に活かします。2年次からは希望する専門分野(マンガ・イラスト・キャラクターデザイン)のコースを選択し、集中して学んでいきます。

「デジタルイラスト科」はオンライン通学併用の学科となっており、1年間でイラストの基礎を学べる学科です。独学では学びにくい「人体構造」「背景パース」「色彩・配色」など、デジタルイラストを描く上での基礎をオンラインでしっかり学ぶことができます。プロからの指導を受けることで、作品のクオリティが上がります。なお1年間イラストの基礎を学んだ後に、マンガ・イラスト・アニメ・ゲームの仕事につきたいと感じた場合には、ほかの学科へ再入学することも可能です。

在学中から絵仕事を経験し、実績を積むことができるのもポイントです。2021年度には在学中から絵仕事受注&コンペに挑戦し、743件もの実績があります。これは1人2点以上の実績となっています。
イラストレーターを目指すなら、日本アニメ・マンガ専門学校で学びませんか。

イラストレーターを目指すなら専門学校がおすすめ

イラストレーターになる方法には「専門学校」「美術系大学」「通信教育」「独学」の4つがありますが、なかでも専門学校は、グラフィック系ソフトの基本的なスキルや、美術やデザインに関する知識を短時間で身につけられるのがメリットです。またイラストレーターとしてデビューするための力を、着実につけることができます。イラストレーターになるために、専門学校という選択肢も入れてみてはいかがでしょうか。

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