\まだ間に合う!/【2025年4月入学生】Ⅲ期AOエントリー受付はじまる!
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みなさんこんにちは!3月になり、JAMでは卒業生を送る準備と新入生を迎える準備が一気に加速してきています。そんな中、今日は卒業を目前に控えたビジュアルデザイン専攻科4年生のりょーパー先輩をお迎えして、JAMでの4年間を振り返っていただきました。
―まずは、MGP11月期での奨励賞受賞、おめでとうございます!
りょーパー ありがとうございます。
時期的にもこれが在学中最後の作品になると思ったので、今まで学んできたことを全部注ぎ込んだ作品だったので、完成したときは手応えというか、それこそこの作品を描くためにJAMに入学したんじゃないかってくらいの感覚はありました。これまでやってきたことを詰め込んで描いた作品だったので、この結果はすごく嬉しいです。
―4年間、ほんとがんばっている姿を見てきました。
りょーパー この4年間で先生方、同級生、先輩方、ほんとにたくさんの方にお世話になりました。
―たしかに、同級生や先輩などと繋がった『縁』を大事に育ててきた4年間だったなあ、というのはりょーパーさんを見ていて思います。いろんなイベントに参加して、たくさんの出会いに恵まれたよね。
りょーパー オープンキャンパスのスタッフだったり、新潟総おどり、がたふぇすのアニソンカラオケ大会とか、学校イベントだけでなく地域のイベントにも、楽しそうなことにはまず参加してみるようにしていました。実際、参加してみたら全部楽しかったです。
なかでも、オープンキャンパススタッフでは他学科の学生さんだけでなく、ほかの学科の先生やゲスト講師で来校していた卒業生クリエイターの先輩とも仲良くなれたので本当に参加してよかったです。他の人と交流できる場所に積極的に自分の身を置いておくのは大事ですね。
―そういえば内部進学して3年生になった昨年も、いろいろ課外活動に参加していましたね。
りょーパー 昨年はガタケットや新潟コミティアにも参加して、いろんな人に見てもらう活動をしました。ほかにも小学校のイラストクラブの講師とかもやりましたね。キャラクターデザイン科からビジュアルデザイン研究科に進学した同級生2人と一緒に小学校へ行ってイラストの描き方を教えたり、そういう活動に力を入れた一年だったと思います。
―去年までと、4年生になってからではちょっと絵の雰囲気が変わったな、って感じていたんですが、そういう課外活動の影響もあったのかな?
りょーパー たしかに、課外活動を通じて、どういうものを描いたらたくさんの人が喜んでくれるのか?は意識するようになりました。僕はかわいい女の子を描くのが好きだったから、自分でも描いていて可愛いと思えるヒロインをたくさん描いて、いろんなイラストレーターさんの『かわいい』を見て勉強して『かわいい女の子』を仕上げられるようになったなと思うのがデザ魂のキャラクターイラスト(※1)ですね。
―デザ魂のキャラクターはそれまでと違った感じの女の子イラストでしたね。実際、佳作受賞という結果にも結び付きました。
りょーパー かわいい女の子を描くと、同級生や、同人誌即売会に来てくれた方々の反応が違うんですよ。自分でも描いていてかわいいと思えるヒロインは見てくれる人もかわいいって言ってくれるので、描いていて嬉しくなるし、どんどん楽しくなってきます。
―こうしてみると、だいぶ絵が変わったなと思います。このブログを読んでいる未来の後輩たちへ、画力上達の秘訣を教えてください。
りょーパー 模写、ですかね。最初の添削会のときに、たくさんの編集部に見せたけどとにかく「画力が足りない」「絵が下手」って言われて。周りを見渡すと絵が上手い人は褒められてて、それが悔しくて、そこから毎日模写を始めました。特に言われたのが「女の子がかわいくない」だったので、男性キャラクターより女性キャラクターを多く模写しました。好きなキャラクターや尊敬している絵師さん、マンガ家さん問わず毎日やりましたね。2か月くらいやると、絵が変わってくるのが自分でもわかりますし、ちょっとずつ上手くなっていくので描いてるのが楽しくなってきます。模写はオススメです。
―模写って、漫画だったら1ページ丸ごと模写するんですか?
りょーパー 最初は、キャラクターの立ち絵の模写から始めました。慣れてきたら、マンガのコマの中のキャラクターが動いている絵を模写して、次はネーム模写といって1ページまるまる模写と、段階を踏んでやってみました。
―なるほど、いきなり1ページまるまる模写するんじゃなくて、自分の力量に合わせて段階的にやっていくんですね。模写については、模写をすると自分の絵柄じゃなくなるって怖がる学生さんもいたりしますが、りょーパーさんはその辺はやってみてどうでしたか?
りょーパー たしかに、絵柄が似てくる感じはありますが、自分は絵柄はいくらでも変わっていいものだと思っているし、そうすることで上手くなるんだったらやってみればいいと思っています。
自分の絵柄は大事ですけど、模写あってこその自分の絵柄だと思うところもあります。プロの世界で活躍している作家さんの絵にそっくりって言われるほどの画力がつくってすごいことだと思います。それぐらい完璧に模写ができるんだったら、そこに自分がこれまで大切にしてきた要素とかこだわりを組み合わせていけば自分の絵柄が出来上がるんじゃないかと思います。
―なるほど、模写して終わりじゃなくて、そこに自分のもともと持っているものを足していくんですね。
りょーパー 自分の絵柄がなくなってしまうわけではないので、変わることを恐れずにやってみてほしいですね。これは後輩にも伝えたオススメの絵の上達方法なので、ぜひ皆さんもやってみてください。
―ありがとうございました。
りょーパー先輩、ありがとうございました。
りょーパー先輩が実践してみて手応えを感じた絵の上達方法、ぜひみなさんも試してみて、効果のほどを実感してみてほしいです。
以上、マンガクリエイト科のアオイケがお伝えしました♪